2010-09-28のつぶやき

自炊

本を読む、集めると言うことが好きなのです。
何千冊とまでは行かないし、本格的な収集家というわけでもなく、ちょっとずつ集まってくるのが好きなんですね。なので、基本的に本を捨てるというのが非常に抵抗があります。ドキュメントスキャナが一般的に出回りだしたときに、いわゆる「自炊」をしようかと思ったことがありましたが、やっぱり本を切り刻むというのも抵抗がありました。
本は本の形で並んでいる方がいいですよね。

ただ、仕事柄転勤が多いので本の扱いがそろそろめんどくさくなってきました。
日本国内であれば引っ越し屋さんでどうにかなるのでしょうけど、海外との行き来が多いので、輸送費用が馬鹿にならず、下手すると輸送費用で送る本をもう一回揃え直す、なんてことも可能かもしれません(笑)

で、背に腹は代えられず、思い切って今持っている本で、「どうしても本の形で持っておきたいもの以外」の本を自炊してみることにしたいと思います!

世の中には、本の裁断からPDF化までやってくれる業者や、裁断だけやってくれる所などもあり、いちどスキャポンというサイトを調べてみましたが・・・

  • 1冊あたり基本90円(350ページまで。350ページ以上は200ページごとに+90円)
  • 表紙のスキャンで+90円

といった感じになり、ちょっと文庫本を30冊ぐらいつかんでみて試算してみると、合計8,000円ぐらいかかります。送料も含めると、結局10,000円ぐらいかかりそうです。
「350ページ」というのがなかなか曲者で、つかんだ30冊の中には微妙に350ページを超えるものが多く、結局高くついちゃうんですよね。
さらにほかにも山ほど本があるため、いったいいくらかかることやら・・・

ということで、下記を購入予定です。

[rakuten:officeland:10006094:detail]

自炊業界ではデファクトスタンダードともいえるプラスの「PK-513L」です。
30,000円ちょっとなので、購入金額分の元は取れるんじゃないかと(まあ、裁断・スキャンの作業にかかる手間まで含めるとどうかという所もありますが・・・)。

スキャナとAcrobatはあるので、直接的なコストは裁断機のみ。

近いうちにまた引っ越すことになりそうなので、せっせとPDF化してみようと思います(後ろ髪を引かれながら)。

部族戦争

The classic browser game Tribal Wars - play for free and online!
ドイツのInnoGamesが運営しているブラウザゲームなのですが、これがなかなかハマるゲームなのです。
村の設備を増強したり、いろんな種類の兵士を雇って自分の村を育てて、さらに別の村を占領して領地を拡げていく……というシミュレーションゲームなのですが、ブラウザで出来るゲームという特長を活かして非常に気の長い遊び方になっています。
と言うのも、何か建物を建てたり、建物のレベルを上げる、兵士を養成する……などゲーム上で何かする場合に、何分、何十分、何時間……とかかりますので、何か行動を指示したあとはしばらく放置……というか、時間のあるときにログインして状況を確認したり次の行動に移ることになります。mixiアプリなどでもよくある、牧場とかいろんなもので時間をかけて育てる系のゲームと似た感じですね。
非常に単純で単調なゲームで、しかも序盤はほとんどたいした行動が出来ないので投げ出したくなりますが、そこだけ乗り切るとなかなかよく考えて作られているので、やればやるほどはまり込んでいくニクイやつです。

これが今のメインになっている村です。
始めた当初、何となく村が成長してきたなーというあたりで、隣の村から攻められまして1回滅びましたが、2回目のチャレンジでようやっと村も11個に増え、大陸ランキングでも30位前後までこれました。

また、「部族」というチームが作れて他のプレイヤーと協力できたり、部族同士で同盟関係を結べたり出来ます。
色の点々が村を表していて、

  • 黄色が私の領地
  • 青は同一部族に属するプレイヤーの領地
  • 水色は同盟部族プレイヤーの領地
  • 紫は不戦協定を結んでいる部族プレイヤーの領地

です。ここには見えていませんが、敵対している部族は赤になります。

ご覧の通り、私の領地の周辺は非常に平和な状態になっています。
フェザーンという部族に所属しているのですが、かなり大きな部族でさらに拡大中、同盟部族も多くなっています。
ただ、その分もう拡張していける空間がほとんどなく、あといくつか周辺の村を吸収したら、遠出をしないといけなさそうです。


隙間の時間でちょっとずつ出来るので、ちょっと遊んでみてはどうでしょうか?

ロシアは今日も荒れ模様

ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)

ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)

今は亡き、ロシア語通訳の米原真理さんの著書です。
通訳という仕事を通じて経験した色々なことをおもしろおかしく記したエッセイ集で、これ以外にもかなりいろんなエッセイ集を出しています。

ソ連という国は私のイメージでは、まさに「ベールに包まれた」感じで非常にミステリアスな印象がありました。しかも末期状態では、貧しくて悪平等で気力がなくて、暗くて冷たくて固い感じ……だったのですが、米原さんのエッセイを読むとかなりお気楽に見えてしまうので、不思議な物です。

実際エッセイに出てくるエピソードが起こった当時は、笑ってばかりもいられなかったでしょうけど、非常に貴重な経験をしてきたのだなぁと感心させられます。
筆者のユーモアのセンスや文才もあって、単なる馬鹿エピソードで終わらない、知的な刺激がびしびし得られる一冊です。